ドクターQ -私、失敗しないので。-

工学部卒業後、学士編入学。心臓血管外科医になったQのブログ。

タグ:CABG

うちの施設の縫い方です
下図はchallenger's Liveの決勝の際に審査用に提出したもの
kiriya%20yuriko-challengers2017



①冠動脈の正しい剥離・切開 



冠動脈の真ん中の心外膜のみ剥離

両側の心外膜は吻合時、把持するため剥離しない 

冠動脈の真ん中を正確に切開

メスはできるだけ寝かせる

時にビーバーメスで切開 

冠動脈切開は通常5-6mm程度 , graft 7-8mm程度
nativeは小さめ、必要に応じて延長する        



②針  基本7-0 proleneITAが薄い、細い場合 8-0 prolene)

運針  面(立体的に)に直角に刺入
順手を優先する運針とする
 bitegraft1mm程度、nativeはやや大きくとも良い


視野展開  左手の使い方が非常に大事、 助手との共同作業がやり易くなる


①Heel 3針、パラシュート

Heel, toeの3針が重要。Sideより細かく

後壁、側壁をすくわないように 


②Bitegraft 1mm, native やや大きくてよい

first刺入→助手が糸をtension
second刺入→やや糸を緩めて刺入点を見易くする

今日の手術

on pomp beating CABG
名称未設定アートワーク 4


執刀は私ではありません
オペレコのみ

U-40のアンケートでは
全国的には卒後8年目でLITA採取経験するらしい

そういう意味では当院は
全国平均から比べても・・・%$&?%%


再開胸になったので

疲れて眠いですが

手術記録描きます

1日1吻合と決めているので
ビート君で練習してから

寝ることにします


そろそろ9月に行われるChallenger's Liveの予選に向けて練習をせねばならない
(本来年中行わなければならないものなのだが)


論文

手術(の練習)

今はあまり手術の経験は無いのだが
それでも、やるべきことが山積みだ


幸い我が施設は恵まれており
カンファレンスルームに練習機器の備え付けがある

ビートくん
というOPCABGのドライラボキット
で練習をしている

IMG_5677

Toeのfar side側1針とnear side側1針が dog earになってしまった
実際ならば出血するであろうと
追加で同部位に1針ずつ追加針をかけた

毎日1吻合をするように心掛けている
仕事終わりに縫うのが
今の楽しみのうつの一つであり

自分が外科医であったことを思い出す
(一応外科専門医は持っているので)


ビートくんに備え付けの模擬血管だが
実際の冠動脈よりも脆弱であり 

はるかに縫うのが難しい


質感も異なるので
冠動脈を丁寧に扱う練習にはなるが

変な癖が付く可能性もある


豚の心臓は人のそれに対してかなり解剖学的に似ていて
我々はウェットラボとして
豚の心臓を用いることが多々ある

coronaryの練習の際は、豚の頚動脈がグラフトに近く
頚動脈-冠動脈バイパスを
模擬練習として行う

challenger's Liveの予選会、本選会ともに用いるのは豚の心臓である

ビートくんのグラフトはどうしても実際よりバイトを厚く取らないと
裂けてしまうので

バイトの感覚を失わないよう
たまには豚さんで練習しなくてはならない 

キットは沢山あるのだが
7-0の糸 がなくて困っている
手術が終わった後に
未使用の余った糸を譲ってもらうのだが

糸が不足していて思うように練習ができない
買うと高いしなーー 



If I miss one day's practice, I notice it.
If I miss two day's practice, the critics notices it. 
If I miss three day's practice,the audience notice it. 

いい言葉です

いつか訪れるであろうチャンスを掴むために
練習しましょう 

日々モチベーションを保ち続けるのはなかなか難し
今年も申し込むことにしました

チャレンジャーズライブ
CABG(冠動脈バイパス術)の血管吻合コンテスト

参加条件は卒後10年目までの若手医師
心臓血管外科会のM-1グランプリみたいなものですね
 

2016年から挑戦し始め、2017年は決勝進出することができました
↓決勝の様子は下記でレポートしてます
http://lethargicseal.xyz/archives/55300035.html

今年こそ!!
 

例年この時期は暖かく急患は少ないのだが

今年は例外的に緊急手術が多い

一昨日

uAP→緊急CABG

夕方から始まり終わったのが0時過ぎ

ボスがどうしてもガリ酎を飲みたいというので
深夜1時に串カツとガリ酎

50過ぎてもで夜中の1時に串カツを食べられる体力
教授になる人は違う

帰ったのは2時半
火曜日からひいていた風邪は悪化し

昨日

当直

急患
uAP、肺水腫→PCI トライも unsuccess
→ばたばたしたまま緊急CABG

鼻水をすすりながら
夕方から始まり日をまたぎ深夜3時まで手術

今日やっと休めて復活!
この週末は幸いコールから外れているので
仕事を一気に片付けます

①手術記録
②血管外科のスライドづくり(完成しないとまずい)

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